19日からの個人的日記。
日記の上に、個人的と付け加えるのも妙といえば、妙にございますか・・・

仕事を終え、夜である。
21時54分京都駅八条口にて、近鉄バスを待つ。いわきまで直行だ。寝過ごすかも知れないと云う不安がないだけでもありがたい。北へ行く人、南へ向かう人が同時に存在する、このバス停というものに幾ばくかの不思議を感じて仕方がない。
バス発着の案内をする男性二人は近鉄の社員だろう、早く仕事を終えて、土曜日の晩、飲みにでも行きたいんだろうなぁ、と心情を察しつつ・・・

いわき行きバスが到着。乗り込んだ・・・、途端、やぁと手を振る御仁。薄暗がりだけれど、見覚えある、法然院にてもご一緒させていただいた、Tさんである。
これで、バスの中、退屈せずに済むと一安心。
話をお聞きしつつも、歯痛の私である。12時を越えて起きていると、日曜の夕方あたり、歯痛でもだえ苦しまねばならないかも知れない、痛み止めの薬は持参であるが。
そんな事情により、一段落した辺りで先に休ませていただく。
東北ねいてぃぶすぴーかーのおばさんの会話を子守歌に寝入る。

いわき駅前に着いたのは7時半だったか。なんと云っても、寒い。冬である。ついでに書くと、駅前のミスタードーナッツで朝食をとっている間に雨が本降り、風もあるのだろう、店の前にしつらえたのぼりの旗が強く翻っている。

いわき駅時刻表、ちょぃとシビアである。
ほどほどの時間というのがない、中庸の性格である私としては辛いところだ。
まずは、久の浜駅まで行きましょうとTさんと9時18分原の町行きに乗り込む。
9時35分に久の浜駅に到着してしまう。そう、到着してしまったわけである。コラボレーションは13時半、歩いても10時過ぎには森美術館に到着してしまう。Tさんと私、10時に森美術館にどうもどうもと押し掛けるような真似はちょいとできない。
しばらく、待合室にて時間を過ごした後、辺りを散策する。
雨は相変わらずである。
森美術館、入りはどうかなといくらか心配である。
Tさんに案内をいただき、海岸縁へと向かう。太平洋である。
雨降る中、かの国はこの海の果てにあるのだなぁ、よそんち侵略するなよなどと時事ネタを頭に浮かべつつ海を見つめる、ここで、一句。
・・・などと行きたいところだが、哀しきかな教養が足りない。

その後、木造の橋を見やりつつ、駅の待合室まで戻る。
その後、Tさんに用事ができ、コラボレーションまでの間、ちょぃと別行動をとる。
早めの昼食をとり、森美術館に着いたのは12時である。
しかし、まだ早い。優柔不断の私である。うろうろと散策を続ける。
なるほど、ここなのかと見たのが化石センター、雨の観覧車はとっても寂しいぞとひとりごちしつつ、そろそろいいかなと森美術館へ再度向かう。

美術館内にて
中尾幸世さんに言付かりものを渡す。とある大学生の卒論である。佐々木ドラマについて評したものだ。(なんらかの形でぜひたくさんの人に読んでいただきたい卒論である。)

続く